Googleアドセンス、クリック数が多い日に限ってクリック単価が低いのはなぜなのか?

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Googleアドセンス、ブログに表示される広告の基準

Googleアドセンスをブログに設置しているときに、どういう基準で表示される広告が選ばれるのか知っていますか?

  1. サイトにマッチする広告が表示される
  2. 読者の興味にマッチする広告が表示される
  3. クリック単価の高い広告が表示される

ここまでは有名な話ですね。

サイトにマッチする広告が表示される

旅行記を書いているブログだったら、ツアーやホテルの広告がよく表示される。
グルメブログだったら、レストランの広告がよく表示される。

そういう風に、サイト内のキーワードなどからサイトのジャンルを考えて、Googleが自動的に表示する広告を選んでくれます。

読者の興味にマッチする広告が表示される

レストランの広告が表示される場合でも、東京に住んでいる人には東京周辺の飲食店の広告を表示する。
大阪に住んでいる人には大阪周辺の飲食店の広告を表示する。

そういう風に、サイトを見に来たユーザーの属性に合わせた広告が自動的に選ばれます。

クリック単価の高い広告が表示される

広告を出す側の企業やお店などは、広告が1回クリックされたらGoogleにいくら支払うか金額を設定しています。

この設定金額が高い広告が優先的に表示されます。

たとえば、「サイトの属性」と「ユーザーの属性」から「ゲームの広告」を表示することをGoogleのAIが決定したとします。
そのとき、ゲーム関連の広告を出している会社が100個あったら、それらの中で1番高い金額を設定している会社の広告が表示されます。

クリック単価の変動が激しいのはなぜ?

Googleアドセンスの管理画面を見ていると、
「今日はたくさんクリックが発生している」
という日に限って、クリック単価が低かったりします。

「もしかして、ブロガーに儲けさせないために、Googleがクリック単価に細工をしている?」
みたいに疑ったことはないでしょうか?

これは、決してGoogleがズルをしているわけではありません。

クリックされているときに限ってクリック単価が低いのは、おそらく広告の「品質スコア」のせいです。

品質スコア

基本的には、ブログ上には単価が高い広告が表示されるます。
しかし、広告の「品質スコア」というのが影響することがあります。

ざっくりいうと、クリック率が高い広告は「品質スコア」が高いです。

品質スコアが高い広告は、クリック単価が安くても、収益の期待値が高くなります。

収益の期待値

  • 「クリック単価100円の広告」
  • 「クリック単価10円の広告」

上記2種類の広告があったとしたら、クリック単価100円の広告の方をブログ上には表示してほしいですよね。
単価が高い広告の方が、クリックされた時に収益が高いですから。

しかし、次のケースではどうでしょう?

  • 「クリック単価100円の広告」(1,000回に1回しかクリックされない)
  • 「クリック単価10円の広告」(2回に1回クリックされる)

クリック単価が100円の広告の方は、デザインがクソダサくてめったにクリックされないとします。
単価が100円だったとしても、1,000回に1回しかクリックされない。
すると、広告が1回表示されたときの収益期待値は0.1円です
(100円 ÷ 1,000回 = 0.1円/回)

クリック単価が10円の広告の方は、デザインもスタイリッシュで興味を惹きつけるフレーズも入っているとします。
そして2回に1回という高頻度でクリックされます。
このとき、広告が1回表示されるときの収益期待値は5円です。
(10円 ÷ 2回 = 5円/回)

このパターンならば、単価が安かったとしても10円広告の方が絶対にお得ですよね。
いくらクリック単価が高くても、クリックされなければ意味がありません。

というわけで、Google様は、単価が高くてもクリック率が低い広告をはじいてくれます。
そして、単価が安くてもクリック率が高い広告は推してくれます。

結局は、収益の期待値が高い広告を表示してくれているわけです。

「今日はクリック数が多いのに、単価が安い……」
という悲しい現象は、低単価だけどクリック率がいい広告が表示された結果なんですね。

GoogleのAIがそっちの方が期待値(単価×クリック率)が高いと判断したわけです。

クリック率が高い広告って?

「SODサバ落ち事件」はご存知でしょうか?

新型コロナウイルスの影響で出かけることもできずに自宅で暇を持て余している人の為に、
「AV200本無料キャンペーン」
をSODという会社が行いました。
その結果、SODのウェブサイトにアクセスが集中してサーバーがダウンしました。

Googleアドセンスはアダルトコンテンツ禁止で、アダルト系の広告もないんですが、
「AV200本無料キャンペーン」
という広告が仮に表示されたとしたら、尋常じゃない高クリック率になると思います。

また、最近マスク不足のニュースをよく耳にしますよね。
ドラッグストアの前に開店前から行列を作るニュースが流れると、マスクに対する飢餓感がさらに煽られます。
このタイミングで
「マスク入荷しました」
というバナー広告がブログ上に表示されたら、かなりの高確率でクリックされると思います。

こういう、広告そのものが引きが強いというケースが時々あるんですよね。
その場合は、その広告の単価が低くても収益の期待値としては高くなります。
そのため、高単価の広告よりも優先してブログ上の広告枠に登場することがあります。

ブロガーが稼いだ方がGoogleは得をする

Googleアドセンスの収益分配率は68%。
広告主からゲットした金額の68%がブロガーに、32%がGoogleの懐に入ります。

ブロガー厚遇、Googleアドセンスの収益分配率は驚異の68%
Googleアドセンスの収益分配率は68% コンテンツ向け AdSense の広告掲載では、該当サービスに関連する収益として Google が認識した額の 68% がサイト運営者様の収益となります。 AdSense の収益分配率とは...

仕組みから考えれば当たり前のことなんですが、ブロガーの収益が下がっているとき、Googleの収益も連動して下がります。

Googleとしては、広告がどんどんクリックされて、ブロガーが儲かっている状態の方が望ましいわけです。

つまり、意味もなくクリック単価の低い広告を表示すると、Googleも損をするわけです。
だから、基本的には単価が高い広告が表示されるようになっています。

それでも広告単価が低目のときは、単価が低くてもクリック率の高さでカバーできる、そちらの方が収益の期待値が高いとGoogleが判断しています。

まとめ

基本的には、「クリック単価」が高い広告が優先的に表示されます。

また、広告には「品質スコア」というものがあり、クリック率など広告自体の出来の良さをGoogleが判定します。

「クリック単価」と「品質スコア(クリック率)」のバランスを見て、収益の期待値が高いものがブログ上には表示されます。

「今日はやたら広告のクリックが多いな」というときは、たまたま運が良くてたくさんクリックされているというよりは、クリック率の高い(引きの強い)広告が表示されているせいかもしれません。

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