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沖縄の世界遺産・首里城延焼の犯人「放射熱」とは?

沖縄の世界遺産・首里城延焼の犯人「放射熱」とは?時事
沖縄の世界遺産・首里城延焼の犯人「放射熱」とは?
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沖縄の世界遺産・首里城で大規模火災が発生

2019年10月31日午前2時34分ごろ、沖縄県那覇市にある世界遺産・首里城にて警備会社の防犯センサーが作動、警備員が駆け付けたところ火災の発生が確認された。

首里城の中央にある正殿から出火し激しく炎上。
北殿と南殿、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)・奥書院、二階御殿、奉神門の7棟にも延焼した。

消防隊ら137人が消火に当たったが、鎮火したのは約11時間後の同日午後1時半。
幸いにも死者・けが人は出さずに済んだ。

この火災による被害額は約73億円にも上り、貴重な文化財の消失に悲嘆の声があがっている。

首里城延焼の原因は放射熱

今回の首里城大火災でここまで延焼が広がった原因は放射熱にある。

延焼というと建物自体がつながっていて炎が端から順に燃え広がるようなイメージをする人が多いだろう。
しかし、物理的に建物同士がつながっていなくても、そして、火元になった建物の炎が直接隣の建物に届かなくても、延焼は発生する。

離れた物体に伝わる熱のことを放射熱という、電子レンジをイメージすると分かりやすい。
今回のケースでは火元となった正殿が電子レンジあるいはBBQの炭の役目を果たし、少し離れた周囲の建物まで加熱・炎上させた。

放射熱とは?

放射熱とは、物体から熱エネルギーが電磁波として放出される現象。
熱輻射ともいわれる。

放射熱は太陽からも放出されている。

太陽の表面温度は6,000度。
人間が近づいたら一瞬で蒸発するくらいの高温だ。

地球上では日が出ると暖かくなるし、太陽が沈むと寒くなる。
しかし、これは太陽が6,000度という高温であることとは関係ない。

太陽と地球との距離は149,600,000km。
桁を数えるのが面倒になるほどの遠距離だ。

これだけ距離が離れていると6,000度の熱も地球へは伝わってこない。
その証拠に、太陽と地球の間の宇宙空間の温度はマイナス270度と極低温だ。

なぜ太陽の光を浴びると地球が暖かくなるかというと、太陽光線の中に含まれる赤外線・紫外線・可視光線などの効果だ。
特に赤外線は物体を温める効果が高い。

炎に直接触れなくても離れたところにある物体を温めることができるのは理解できただろうか?

まとめ

建物が直接つながっていなくても、火元から発せられる放射熱で周囲の建物は燃えます。

建物だけではなく、人にも放射熱は伝わります。
火元に近づきすぎると大変危険なので注意しましょう。

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