アイスランドで火山噴火 地面から溶岩噴出

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噴火の様子と影響

北欧アイスランドの気象当局によると、同国南西部のレイキャネス半島の火山が18日夜、噴火した。噴火は19日も続いており、上空をオレンジ色に染めている。噴火はグリンダビークから約4キロの地点で発生し、地面の割れ目から溶岩が噴き出し、四方に流れているという。現地では10月下旬から、火山活動に伴う地震が多発しており、噴火の予兆が観測されていた。

噴火によって、沿岸の町グリンダビークの住民約4000人は溶岩による被害を警戒して先月までに避難した。観光地として人気の温泉施設「ブルーラグーン」も閉鎖された。英BBC放送が報じた。

政府と専門家の見解

アイスランド政府は声明で「噴火は生命を脅かすものではない」と指摘し、「アイスランドを発着する航空便に支障はなく、国際便の航路は開かれている」と説明した。また、専門家らは19日、溶岩は市街地に向かっていないとの見解を示した。建物などへの被害は避けられるとの期待が高まっている。地質学者のビョルン・オッドソン氏は公共放送RUVに「溶岩はグリンダビークには向かわない」と語った。

アイスランドの火山と世界への影響

アイスランドは世界有数の火山国として知られる。2010年の噴火では噴煙で欧州各国の空港が閉鎖されるなど影響が広がった。今回の噴火はそのような大規模な噴煙を伴っていないが、今後の火山活動の動向には注意が必要である。

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