カーディガンは、毛糸類で編んだ、前あきのジャケットのことです。誰しも一度は着たことがあるアイテムだと思いますが、その名前の由来は意外なものでした。
カーディガンの名前の由来
カーディガンという言葉は、イギリスの貴族・第7代カーディガン伯爵(1797‐1868)に由来しています。彼はクリミア戦争に騎兵隊観察長官として参加しましたが、負傷した兵士がセーターを着るのに手こずっているのを見て、セーターの前を切り開き前あきでボタンで留めるタイプの衣服に改良しました。これがカーディガンの始まりです。
カーディガンの歴史と変化
カーディガンは、17世紀から存在していましたが、それまではかぶって着るのが常識とされていたセーターでした。カーディガン伯爵のアイデアによって、着やすくなったカーディガンは、イギリスの軍服として採用されました。その後、カーディガンは一般にも広まり、様々なデザインや素材が生まれました。現在では、平編みやあぜ編みなどのプレーンなものが中心となっていますが、色や柄、形などは多様です。
カーディガンは、寒さから身を守るために生まれたアイテムですが、今ではファッションの一部としても楽しまれています。カーディガンの歴史と語源を知って、もっと愛着が湧きませんか?
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