23歳化学者・発明家の村木風海さんが「徹子の部屋」に出演

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12月14日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に、化学者で発明家の村木風海さんが出演した。村木さんは、自身が開発した二酸化炭素回収マシーン「ひやっしー」を紹介し、そのコンセプトや動機について語った。

「中身最先端・見た目ゆるふわ」がコンセプトの二酸化炭素回収マシーン「ひやっしー」

「ひやっしー」は、ボタン一つで空気中の二酸化炭素を集められるという画期的なマシーンだ。村木さんは、炭素回収技術研究機構(CRRA)代表理事・機構長として、地球温暖化の解決に向けて研究を進めている。村木さんの研究の一貫したコンセプトは、「中身は最先端、見た目はゆるふわ」というものだという。化学について、とっつきにくい印象があったといい、「あえてアニメみたいな世界観というか、日本独特のゆるふわな価値観で化学を広められたら良いな」と名前の由来を明かした。

「火星の青い夕焼けが見たい」が動機になった研究の始まり

村木さんが化学の研究を始めたのは、小学生のときだった。祖父からもらった本がきっかけとなり、火星の青い夕焼けに心を奪われたという。小学校4年生ごろから“火星に住むための研究”をスタートさせたという。火星は二酸化炭素だらけの星だとわかり、皆が息が出来るようにするために、火星の二酸化炭素を吸い取ってあげようと思いついて、二酸化炭素を集める研究を始めたと語る。そんな中、中学2年生で温暖化の専門書と出会う。これまで火星に行くために作ってきた二酸化炭素を吸い取る技術で、地球温暖化にも対応できることに気づいた。

研究を通じて変わった人生と自信

研究を始める10歳頃までは引っ込み思案で自信がなかったという村木さん。小学校ではいじめにもあったというが、「おじいちゃんが本をくれて。そこからどんどん研究が面白いとなっていろいろなところに行くようになって。小学校の恩師とも出会って。人生だんだん変わっていって」と振り返った。研究を始めてからはその内容を否定する人も数多くいたというが、「いや、これは僕の趣味だと。趣味に誰も口に出す権利はないので、『趣味ですけど何か?』みたいなスタンスで行けば心折れないんじゃないか」と語った。

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