KDDIの通信障害、西日本の設備故障が原因

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11日朝から広範囲で音声通話やデータ通信に影響

auなどKDDIの携帯電話サービスで、11日午前7時すぎから西日本を中心に広い範囲で通信障害が発生しました。au、UQモバイル、povoなどの自社の回線を使った携帯電話サービスで音声通話やデータ通信が利用できなかったり、利用しづらくなったりする影響が出ました。

午前10時すぎにすべてのサービスが復旧

復旧作業を進めた結果、会社はすべてのサービスが復旧し、正常に利用できることを午前10時すぎに確認し、発表しました。会社によりますと、西日本エリアをカバーする通信設備の故障が今回の障害の原因だったということです。KDDIは「お客様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。

去年7月にも全国で大規模な通信障害が発生

KDDIでは、去年7月に全国で2日半以上にわたり、延べ3000万人以上に影響が出た大規模な通信障害が発生しています。その際には、設備の故障や設定ミスが原因とされました。総務省は、KDDIに対し、事業改善計画の策定や報告を求めています。

通信障害が起きたら…どうする?代替手段は?

通信障害が起きた場合、音声通話やデータ通信ができないと、日常生活や仕事に大きな影響が出る可能性があります。そこで、代替手段として、以下のような方法が考えられます。

Wi-Fiを利用する

自宅やオフィス、公共施設などにあるWi-Fiを利用することで、インターネットに接続できる場合があります。また、スマートフォンにWi-Fi機能があれば、他のキャリアやプロバイダの回線を使って、インターネット電話やメール、SNSなどのサービスを利用できる場合があります。

公衆電話を利用する

音声通話ができない場合、公衆電話を利用することで、緊急や必要な連絡を行うことができます。公衆電話は、コインやテレホンカード、クレジットカードなどで利用できます。公衆電話の場所は、インターネットで検索できる場合があります。

他のキャリアやプロバイダのサービスを利用する

通信障害が発生したキャリアやプロバイダとは別のサービスを利用することで、音声通話やデータ通信ができる場合があります。例えば、家族や友人、同僚などに、他のキャリアやプロバイダの携帯電話やスマートフォンを借りる、または、プリペイド式の携帯電話やスマートフォンを購入するなどの方法があります。

「登記・供託オンライン申請システム」でトラブルも復旧

法務省によりますと、11日朝、オンラインで登記の申請などを行う「登記・供託オンライン申請システム」で、受け付けなどができないトラブルが起きましたが、午後0時40分までに復旧しました。法務省によりますと、このシステムで回線を使用しているKDDIの通信障害が影響している可能性があり、詳しい状況や原因を調べています。

松野官房長官「大変遺憾だ 調査を」

松野官房長官は午前の記者会見で「国民生活と社会経済活動の重要なインフラとなっている通信サービスで、こうした障害が発生したことは大変遺憾だ。総務省からKDDIに対し、詳細な原因などの調査を進めるよう求めており、報告を踏まえ、総務省で関係法令などに基づき、しかるべく対応を行っていく」と述べました。

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