大谷翔平、ドジャースと史上最高額の契約を結ぶ
大リーグの大谷翔平選手が、エンジェルスからFAとなった後、ドジャースと10年総額7億ドル(日本円で約1015億円)の契約を結んだことを自身のインスタグラムで発表した。これはプロスポーツ史上最大の契約となり、大谷選手は大リーグトップのスター選手として、悲願のワールドチャンピオンを目指す。
大谷翔平、史上初の2回目の満票でMVPに
大谷選手は、大リーグ6年目の今シーズン、投打の二刀流として圧倒的な成績を残した。バッターとしては、ホームラン44本を打ってホームラン王のタイトルを獲得し、打率.257、打点103、盗塁26という好成績をマークした。ピッチャーとしては、10勝をあげて防御率3.18、奪三振156という数字を残した。大リーグ史上初となる2年連続での「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成しただけでなく、シーズンMVPを史上初となる2回目の満票で受賞するなど、名実ともに大リーグトップのスター選手となった。
ドジャースとの契約、プロスポーツ史上最大
FAとなったこのオフは、大谷選手の去就が大きく注目されていた。ドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンジェルスの5球団が獲得を争っていたが、最終的にドジャースとの契約を決めた。契約は10年で総額7億ドル(日本円で約1015億円)というもので、これはプロスポーツ史上最大の契約となる。これまで大リーグでは、エンジェルスのマイク・トラウト選手が2019年に結んだ12年総額4億2650万ドルが史上最高額だったが、大谷選手はそれを大きく上回った。また、北米の4大プロスポーツやサッカー界の契約と比較しても、大谷選手の契約は総額で最高となる。大谷選手は、自身の価値を高く評価され、世界最高の選手として認められたと言える。
ドジャースへの移籍、ワールドチャンピオンへの挑戦
大谷選手は、6シーズンを過ごしたエンジェルスを去り、ドジャースに新たな活躍の場を求めた。ドジャースは、ロサンゼルスに本拠地を置く歴史ある名門チームで、ワールドシリーズに24回出場し、7回優勝している。最近では、2020年に32年ぶりの優勝を果たしたが、2021年はプレーオフの地区シリーズで敗れた。ドジャースは、ベッツ選手やフリーマン選手などの強力な打撃陣と、カーショー投手やシャーザー投手などの豊富な投手陣を擁し、常に優勝候補の一角として挙げられる。大谷選手は、ドジャースの一員として、悲願のワールドチャンピオンを目指す。大谷選手は、自身のインスタグラムで「現役生活最後の日まで、ドジャースのためだけではなく野球界全体のためにまい進したいと思っています」とコメントした。
大谷翔平の移籍、大リーグの移籍市場に大きな影響
大谷選手の移籍は、大リーグの移籍市場に大きな影響を与えると見られる。大谷選手の移籍先が決まったことで、他のFA選手やトレード候補の選手の動向が活発化すると予想される。特に、プロ野球のオリックスからポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指す山本由伸投手は、大谷選手と同じく投打の二刀流の選手であり、大谷選手の移籍後の市場価値が注目される。また、大谷選手の移籍は、日本の野球ファンにとっても大きな話題となる。ドジャースは、野茂英雄さんや黒田博樹さん、前田健太投手など多くの日本選手が所属したことがある球団であり、日本のファンにとっても親しみのある球団だ。ドジャースは、来シーズンの開幕シリーズを韓国のソウルで行う予定であり、大谷選手とダルビッシュ有投手の対戦が実現する可能性もある。大谷選手の移籍は、日本の野球界にも大きな影響を与えると言える。
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