大学芋の名前の由来
大学芋とは?
大学芋は、素揚げしたサツマイモに砂糖・みりん・醤油を煮詰めた糖蜜をからめた料理です。仕上げにはゴマを振りかけることもあります。おかずとしてもおやつとしても楽しまれています。
三河屋と東大生
東京大学の赤門前には「三河屋」という甘味屋がありました。この三河屋がさつま芋を揚げて蜜を絡めたものを売り始め、東大生に大ヒットしたことから「大学芋」と名付けられたと言われています。
商品名に「大学」がブーム
大正~明治時代には商品名に「大学」を付けることが流行しました。この時期に売り出された商品の一つが「大学ノート」で、現在でも使われています。また、「大学目薬」などもこの時期に登場しました。
蜜濺紅芋との関連
大学芋の起源は、中華料理の「蜜濺紅芋」にさかのぼります。蜜濺紅芋は揚げたさつま芋に蜜をからめた料理で、大学芋とほぼ同じ作り方です。ただし、大学芋にはゴマがかかっている点が異なります。
関東大震災後の流行
大学芋が広まったのは関東大震災後のことで、その美味しさと独特の名前から、今でも愛される食べ物となっています。
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