オセロとリバーシの違いは?
オセロとリバーシは、白と黒のコマを裏返しながら盤面を埋めていくボードゲームですが、実はルールに違いがあります。
オセロは、1970年代に日本人の長谷川五郎さんが考案したゲームで、ツクダが商標登録した商品名です。オセロには、8×8のマス目、緑色の盤面、黒が先手、中央に黒白2個ずつクロスさせる初期配置などの決まりがあります。
一方、リバーシは、イギリスが発祥のゲームで、盤面の色やマス目、コマの色や形状、先手、初期配置などは自由です。
つまり、オセロはリバーシのルールをより厳密にしたゲームといえます。
オセロは日本生まれのゲームだった!
オセロの開発者は、日本人の長谷川五郎さんです。外国発のゲームだと思っていた人は多いのではないでしょうか。
オセロが生まれるアイデアは、1945年の長谷川さんが中学1年生だったころに遡ります。そのころ、囲碁のルールがわからなかった長谷川さんは「はさみ碁」を考案しました。この「はさみ碁」が、オセロ誕生のきっかけとなりました。
はさみ碁のルールは、囲碁のコマを配置していき、敵のコマを自分のコマで挟むと、裏返すのではなく、自分のものになるというものでした。その後、裏返して色を変えるように変化させていきました。
長谷川さんが大学生のころには、はさみ碁を発展させた、牛乳瓶のフタを使う「オセロに近い」ゲームを作りました。そのため今もオセロのコマのサイズは牛乳瓶のフタとほぼ同じサイズになっています。
その後、長谷川さんが玩具メーカーのツクダに持ち込み、商品化されたのでした。
なぜオセロは8×8マスなのか?
オセロの盤面は8×8マスですが、これには理由があります。
当初は、4×4マスや6×6マスなども考えられたそうですが、4×4マスや6×6だと「必勝パターン」が存在してしまうのです。そのため、チェスの8×8マスを参考にして、8×8マスとなりました。
8×8マスだと、必勝パターンがなく、戦略や駆け引きが重要になります。オセロの奥深さは、この盤面のサイズにも関係しています。
「オセロ」という名前の由来は?
オセロという名前は、シェークスピアの四大悲劇のひとつ、「オセロ」からとっています。
「オセロ」は、「白人の妻」をもつ「黒人の夫オセロ」が登場し、敵と味方が頻繁に寝返りながら、緑の平原で戦う物語です。この名前にした理由はもうお分かりですね?
白と黒のコマが裏返りながら戦うオセロのゲームは、この物語の雰囲気にぴったりです。また、オセロの物語は、人間の心理や感情の変化を描いています。オセロのゲームも、プレイヤーの心理や感情が大きく影響します。
オセロという名前は、このゲームの特徴や魅力を表しています。
オセロで勝つためのコツは?
最後に、オセロで勝率を上げるコツを紹介します。
「角をとれば勝てる」と思い込んでる方が多いのですが、それは大きな間違いです。
角をとれば優勢にはなりますが、必ずしも勝てるとは限らず、たとえ4角全てをとったとしても、負けるときは負けてしまいます。
以下を参考にするとより強くなれるかもしれないので試してみてください。
・序盤は相手に多く取らせることにより、打つところをなくす
・端を取る際は、間を開けないようにとる
・なるべく中央にコマを残すことで終盤逆転する
オセロの達人が、序盤に圧倒的に負けてるように見えて、終盤にはあっという間に逆転しているのを見たことがありませんか?
ただ闇雲にコマをたくさん取るだけでは勝てない、とても奥深いゲームなのです。
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