意外な人が起源、ジェスチャー・フレーズを発明した人まとめ
今では当たり前に使っている言葉や動き。
実は意外な人が発明したものだったりします。
ここではそういうものをまとめてご紹介。
「チッチッチ」宍戸錠
「(チッチッチ…)」
使いやすさ★★#よつばと#リプ用 pic.twitter.com/RmHnBiJyIj— よつばと リプ用画像bot (@yotsubato_gazou) June 29, 2017
これがホントのチッチッチ pic.twitter.com/Ja7TetekKh
— neo (@neodanza55) August 18, 2018
不敵に笑いながら人差し指を立てて「ちっちっち」と舌打ちをする。
この動きを日本で最初にやり始めたのは「エースのジョー」こと宍戸錠さんだといわれています。
映画の中で宍戸錠さんは悪役、
人差し指を左右に振りながら「チッチッチ」と舌を鳴らし、相手を銃で撃ち殺すというシーンが最初のようです。
現在では、
「相手を小ばかにする」
「相手を制する」
みたいなシーンで使われることが多いかな?
ハリウッドスターなんかがやっているのも見た気がするので、「宍戸錠」さんが100%発明したというよりは、世界各地で自然発生的に生まれた動きで、日本では「宍戸錠」さんのものが最初に流行したという感じでしょうか。
ガッツポーズ「ガッツ石松」
渾身のガッツポーズ
こういう羽生選手 大好き
一緒に喜びを共感できる瞬間 最高
2015GPF SP pic.twitter.com/a7chGPDBDX— nattsu (@nattsu12278) January 17, 2020
こぶしを上へ突き出すようなポーズのことをガッツポーズといいます。
うれしいときに使います。
肘を伸ばして腕を真上に上げるパターンと、
肘を曲げてボクシングのアッパーカットのような動きをするパターンがあります。
「guts」は根性という意味の英単語。
プロボクサーのガッツ石松さんが試合に勝つと、このポーズをしたことから「ガッツポーズ」というフレーズが定着したといわれています。
ガッツポーズは和製英語です。
これも動き自体はすごく単純な物です。
ポーズ自体は自然発生的なもので、「ガッツポーズ」と名付けられる以前からもこのポーズは存在していたとされています。
「ほにゃらら」久米宏 「ちょめちょめ」楳図かずお・山城新伍
「日本の首都は○○である。○○に当てはまるのは何でしょう?」
のようなクイズを出題するときに、「○○」の部分を「ほにゃらら」と読むことがあります。
これを最初に言い出したのは、クイズ番組「ぴったし カン・カン」で司会を務めていた久米宏さん。
「××」と書いて「ちょめちょめ」と読むパターンもあります。
こちらは、漫画家の楳図かずお(うめず・かずお)先生がマンガ「まことちゃん」の中で使い始め、山城新伍さんがテレビで普及させたといわれています。
「×」が「チョメ」で、「××」が「チョメチョメ」は何となくわかります。
しかし、「○○」が「ホニャララ」というのはどういう発想からきてるんでしょうね?
「なんとか・かんとか」みたいな韻を踏んでいるわけでもなく。
「すべる」松本人志
お笑いでネタがいまいち受けない状態のことを「すべる」といいます。
「人志松本のすべらない話」というタイトルのテレビ番組もあるくらい、現在では定着した言い回しです。
この言葉を最初に言い出したのはダウンタウンの松本人志さん。
「スベる」が登場するまでは、芸人さんの間では「はずす」と呼ばれていたようです。
高校受験・大学受験などで試験に落ちることを「すべる」といったり、第1志望以外の学校を「滑り止め」といったりします。
このように「すべる」を「失敗する」という意味で使うことは以前からありました。
しかし、笑いを取ることに失敗するというシチュエーションに対して「すべる」という表現を使うのは、それまでは一般的ではありませんでした。
「広辞苑」を調べると「滑る」のところには、「話がおもしろくない」という解説は書いてありません。
しかし、別の辞書では「俗に、面白いことをしゃべろうとして失敗する。冗談・ギャグが受けない状態をいう。」と書いてあったりします。
冒頭に「俗に」とあるので、「元々の語義ではないけど最近はそういう言い方もするよ」ということですね。
個人が使い始めた言葉で辞書に乗るほど普及するってすごいですね。
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