お菓子のサラダ味はただの塩味なのになぜサラダ味と呼ぶのか?

この記事は約3分で読めます。

お菓子のサラダ味はただの塩味なのになぜサラダ味と呼ぶのか?

おせんべいやスナック菓子によくある「サラダ味」。野菜の味がするわけではないのに、なぜこの名前なのでしょうか。実は、サラダ味の由来は「サラダ油」にあります。サラダ油とは、サラダに使える、つまり生でも食べられる食用油のことで、その名前は西洋の食文化からきています。サラダ油を使ったせんべいは、1960年代に洋風のイメージで「サラダ味」と名付けられました。それが今でも米菓の定番の味として親しまれているのです。

サラダ味のおせんべいは、サラダ油と塩で作られる

サラダ味のおせんべいは、サラダ油をからめて塩をまぶしたものです。サラダ油は、食用油の中でもより精製されたもので、香りや味わいにクセがありません。そのため、塩の風味が引き立ちます。サラダ味のおせんべいは、シンプルでさっぱりとした味わいが特徴です。

サラダ味のおせんべいは、1960年代に誕生しました。当時、サラダ油はまだ高価で貴重なものでした。サラダ油を使ったせんべいは、それまでのしょうゆ味のせんべいに比べて、斬新で高級感のあるものとして人気を集めました。また、純日本風の「塩味」とするよりは、洋風の「サラダ味」とした方がおしゃれではないかという考えもありました。それが、サラダ味という名前の由来です。

サラダ油とは、サラダに生で使える食用油

サラダ味のおせんべいの主な材料であるサラダ油とは、どのような油なのでしょうか。サラダ油は、サラダなどに生で使用できる食用油のことです。サラダ油は、低温で固まりやすい成分を取り除いたもので、液状に保たれやすいです。また、より精製の度合いを高めたもので、色やにおいが少なく、味もまろやかです。サラダ油は、揚げ物や炒め物のほか、マヨネーズやドレッシングなど冷えた料理にも使用できるオールマイティな油です。

サラダ油という名前は、西洋の食文化からきています。日本では、食用油は主に揚げ物などに使っていましたが、西洋では、生野菜に塩や酢を加えてドレッシングのようにかけて食べる習慣がありました。そのため、生でも使える油が必要でした。そうした油が、サラダ油と呼ばれるようになりました。サラダ油は、日本にも明治時代に伝わりましたが、当初は高価で一般的ではありませんでした。しかし、戦後になって、サラダ油の生産量が増えて安くなり、広く普及しました。

まとめ

おせんべいやスナック菓子の「サラダ味」は、サラダ油と塩で作られたものです。サラダ油は、サラダなどに生で使える食用油で、西洋の食文化から名付けられました。サラダ油を使ったせんべいは、1960年代に洋風のイメージで「サラダ味」と名付けられました。それが今でも米菓の定番の味として親しまれているのです。サラダ味のおせんべいは、シンプルでさっぱりとした味わいが楽しめます。ぜひ、おやつやおつまみにお試しくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました