1. 肌の色
名前だと「白」、「黒」と分けられるけど、実はどちらも同じ茶色がかった灰色のような皮膚の色をしている
2. 現存数
今、サイは頭数が激減していて、昔は50万頭以上いたんだけど、今はシロサイが約21,000頭、クロサイは5000頭しかいないと言われています。特にクロサイはIUCNレッドリストでCritically Endangered(CR)「絶滅寸前」というカテゴリーに入っている
3. 口の形
シロサイは四角く広がった平な口をしていて、クロサイはとんがったおちょぼ口のような形になっている。どんな動物も形には意味があり、クロサイ、シロサイの口の形が違う理由は食べるものが違うから
4. 食事
シロサイもクロサイも大型「草食」動物です。だけど、食べている「植生」に違いがある。シロサイが食べるのは、地面に生えている草。クロサイが食べるのは、木の枝や葉っぱ。
5. 体の大きさ
シロサイのオスは約2,300 kg、メスは約1,700 kg。クロサイのオスは約1,350 kg、メスは約900 kg。体長はシロサイが約4m、クロサイが約3m。シロサイの方がクロサイよりも一回り大きい
6. 習性
シロサイは群れでいることが多く、クロサイは単独行動していることが多い。あと、クロサイはシロサイよりも気性が荒いと言われている。
7. 名前の由来
シロサイは水場を見つけると、ダニやノミなどの寄生虫を皮膚から除去したり、日差しから守るために、水場を転がりながら体中に泥をつける。北ケープ地域という場所は炭酸カルシウムを多く含む石灰質の地層が広がっていて、そのエリアにいたシロサイは、その白い色をした石灰質の泥沼を体中につけて泥遊びをしていたから、最初にこのサイを見た人々が「シロサイ」と呼び始めた。
クロサイの名前については、シロサイが「シロ」であったことから、単純に逆の色を付けて「クロサイ」としただけである。
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