アメリカ大統領官邸として有名なホワイトハウスは、ワシントンD.C.に位置しています。しかし、ホワイトハウスは単なる政治の場ではなく、大統領の住居や娯楽施設としても機能しています。また、ホワイトハウスの外観や名称には、歴史的な経緯があります。
大統領の住居と娯楽施設
ホワイトハウスは、大統領に就任した人が住む場所としても使われています。寝室やダイニング、台所などの一般的な住居設備のほかに、美容室や理容室もあります。さらに、音楽室や娯楽室、トレーニングジム、テニスコート、ボウリング場、映画館、ジョギング専用通路、プールなどの娯楽施設も充実しています。これらの施設は、大統領のストレス解消や健康維持に役立っています。
アメリカ大統領の住まいと仕事場、ホワイトハウス
ホワイトハウスは、アメリカ合衆国大統領が居住し、執務を行う官邸・公邸の建物です。ワシントンD.C.に位置し、132室の部屋と450人のスタッフがあります。毎年160万ドルの修繕費がかかります。ホワイトハウスは、エグゼクティヴ・レジデンス、ウエストウイング、イーストウイング、アイゼンハワー行政府ビルの4つの建物と、ローズ・ガーデン、ジャクリーン・ケネディ・ガーデン、北庭、南庭の4つの庭からなります。これらをまとめて「ホワイトハウス・コンプレックス」と呼びます。
ホワイトハウスの名前の由来
ホワイトハウスの建設は、1792年に初代大統領ジョージ・ワシントンの時代に始まりました。1800年に完成し、2代目大統領ジョン・アダムズが最初に入居しました。当時はグレーの色で、プレジデントハウスと呼ばれていました。しかし、1814年の米英戦争でイギリス軍に焼かれてしまい、大半が焼失しました。その後、第4代大統領ジェームズ・マディソンは、1817年に焼け残った外壁を使って再建させました。その際、白いペンキで塗り直したことで、ホワイトハウスという名前がつきました。1902年に第26代大統領セオドア・ルーズベルトがウエストウイングを増築し、ホワイトハウスを正式名称としました。現在でも戦火で焼けこげた壁の一部は保存されており、トルーマンバルコニーから見ることができます。
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