樹海とその噂
青木ヶ原樹海は、富士山の麓に広がる原生林で、心霊スポットとしても知られています。しかし、「一度迷うと出てこられない」とか「自殺する人が行く場所」といった恐ろしい噂が飛び交っています。
方位磁石の現象
これらの噂の一部は、「樹海に入ると方位磁石が異常をきたして回り続けるから方角がわからなくなる」といった現象が起こると言われているからです。しかし、実際には青木ヶ原樹海で方位磁石が回り続けることはありません。
磁気の乱れと青木ヶ原樹海の誕生
青木ヶ原樹海は、約1200年前の富士山の大噴火により流出した溶岩が冷えて固まったものの上に存在しています。その固まった溶岩の中には鉄などの磁性鉱物が含まれており、その影響により磁気が乱れ、方位磁石に異常をきたすことがあります。ただし、これはほんのわずかに針が揺れる程度のことです。
青木ヶ原樹海の魅力
青木ヶ原樹海は、東京などから近く、原生林の木々や野鳥を観察するには最適な場所です。ハイキングコースもよく整備されており、普通に進んでいれば迷うことはありません。みずみずしい木々に囲まれて野鳥のさえずりを聞けば、普段の疲れも忘れてしまいそうです。
さいごに
青木ヶ原樹海は、方位磁石が狂うことはありませんし、森林浴には最適な場所です。昔からあまり良い噂を聞かない樹海ですが、今一度見直してみるのもよいかもしれません。
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