熱中症セルフチェック、爪を押して3秒以上白いままだったら熱中症

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熱中症セルフチェック、爪を押して3秒以上白いままだったら熱中症

熱中症、爪を押してセルフチェック

熱中症、爪を押してセルフチェック(出展:厚生労働省、熱中症を防止しよう)

健康な人は、爪がピンク色をしています。

そして、爪を押して圧迫するとその部分が白く変色します。

通常ならば、指を離した瞬間に白い部分はピンク色に戻ります。
しかし、水分が不足して血液がドロドロになっていると白からピンクに戻るのに時間がかかります。

厚生労働省の資料では、
「ピンクに戻るのに3秒以上かかれば、脱水症状」
とあります。

熱中症とは?

そもそも熱中症とは何でしょう?

熱中症は、高温環境や高温多湿の気候下で過度の熱への暴露により体温調節機能が乱れ、体内の熱の排出が十分に行われないことによって引き起こされる疾患です。

症状

熱中症の症状は、軽度から重篤なものまでさまざまです。初期の症状には、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、全身のだるさなどがあります。進行すると、筋肉痛、けいれん、意識障害、痙攣、意識喪失、重篤な内臓障害などが現れる場合があります。

熱中症のタイプ

熱けいれん

主に子供や若者に見られる熱中症の一形態で、筋肉がけいれんし、痛みや不快感を引き起こします。高熱が特徴的です。

熱失神

突然の立ちくらみや失神を伴う熱中症で、暑い環境下での長時間の立ち姿勢や運動が原因となることがあります。

熱射病

重篤な熱中症の一形態で、高体温、意識障害、中枢神経系の異常、臓器不全などを引き起こします。

リスク要因

熱中症のリスク要因には、以下のような要素があります。 高温環境や高温多湿の気候 長時間の屋外活動や激しい運動 老齢、乳幼児、妊娠中の女性などの特定の年齢や生理的な状態 慢性疾患(心臓病、高血圧、糖尿病など) 水分不足、塩分不足、適切な休息の欠如 薬物やアルコールの摂取 予防と対処法:

適切な水分補給

熱中症の予防には水分補給が非常に重要です。こまめに水分を摂り、特に長時間の屋外活動や運動中は十分な水分補給を心がけましょう。

適切な服装と日除け対策

軽い、透ける素材や涼しい色の衣服を着用し、帽子や日傘、サングラスなどで直射日光を避けましょう。

適切な休息と適度な活動

長時間の屋外活動や激しい運動を避け、熱中症リスクが高い時間帯(午前中と午後の2時から4時)は適度な休息を取りましょう。

適切な環境管理

室内の温度を調節し、冷房や扇風機を使用して快適な環境を維持します。

症状の早期対応

熱中症の初期症状が現れた場合は、涼しい場所で休息を取り、水分補給を行います。重篤な症状が出た場合は、速やかに医療機関の受診が必要です。 熱中症は重篤な状態に進展する可能性があるため、予防と早期対応が非常に重要です。特に暑い季節や高温環境での活動時には、熱中症に対する注意と適切な対策を行いましょう。

子供が突然「ねむい」と言い出したら熱中症のシグナル

子供が突然「ねむい」と言い出したときは、熱中症の疑いがあります。 特に「今日はたくさんお昼寝したはずなのに」という状況で、 はしゃいでいた子が唐突に「ねむい」「つかれた」となったときは危険信号です。 これは、お風呂で寝落ちする現象と原理は同じです。

お風呂で寝落ちは寝ているんじゃなくて気絶している

お風呂で寝ちゃって溺れかけた経験がおありでしょうか? 実際に風呂場で寝ちゃって溺死する方もいらっしゃいます。 あれは、寝てるんじゃなくて、気絶しているパターンが多いそうです。 湯船につかると眠くなる原因は、低血圧。 お風呂に入ると体温が上がります。 体温が上がると熱を逃がす為に血管が拡張します。 そして、血管が拡張すると血圧が下がります。 ホースの口を手で抑えると水が勢いよく出るのはみなさんご存知でしょう。 あれの逆で、通路が広くなると流れは緩慢になります。 血圧が低下(血液の流れがゆっくりになる)と、酸素の運搬能力なども下がります。 すると、脳が酸素欠乏症になり気絶します。 このときの意識がもうろうとする状態が「ねむい」です。

熱中症で眠くなる原理

夏場は気温が高く、湿気が高いです。

気温がそこまで高くなくても、湿気が高いと熱中症になりやすいです。
なぜかというと、汗が蒸発しないので気化熱による放熱ができず、体内に熱がこもりやすいため。

体内に熱がこもると、お風呂場での寝落ちと同様に
血管拡張→血圧低下→酸素不足→気絶
となります。

お子様が突然「ねむい」と言い出したときは、 気絶する一歩手前の可能性があります。
涼しいところへ移動し、水分補給と休養をしてください。

ネイルをしているとパルスオキシメーターが使えない

パルスオキシメーター

パルスオキシメーター

パルスオキシメーターという指に装着して計測するタイプの医療機器があります。

爪のところに光を当てて血液中の酸素濃度を測定します。
肺炎の簡易測定などに使われます。

新型コロナウイルスなどに感染して肺炎を起こしていると、酸素がうまく取り込めなくなり血中の酸素濃度が下がるんですよ。

ネイルをしていると光をさえぎってしまうので正常に測定できません。

ネイルをしていると、いざという時に困るかも。

まとめ

爪は健康のバロメーター。

「もしかして熱中症かな?」と思ったら、爪を押して色を確認してみましょう。

お医者さんも爪色から健康を判断したり、爪で計測する医療機器もあったりするので、夏場はネイルを控えた方がいいかも。

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