学校での座高測定とぎょう虫検査の廃止について

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座高測定とは

座高測定とは、座った状態で頭頂部から床までの高さを測ることです。
座高測定は、子どもの発育状態を把握するために行われてきましたが、2014年に廃止されました。
座高測定は、徴兵検査や健康管理、机や椅子の配備などの目的で始まりましたが、ほとんど活用されなかったため、意味がないとされました。

座高測定の歴史と廃止の理由

座高測定は、明治時代から行われており、足が短い人はいい兵士になるという考えから、徴兵検査の目的で行われていました。
戦後も、上半身と下半身のバランスから健康状態を見るために行われていましたが、座高と健康状態の関係を示す指標がなく、座高で健康状態を見るのは難しいという声がありました。
また、学校に配備する机や椅子の高さを決めるためにも行われていましたが、机や椅子は毎年買い換えるものではなく、座高の測定結果が生かされることも少なかったといいます。
そのため、座高測定はほとんどの現場で「意味がない」とされ、2014年に廃止されることになりました。
現代では、身長と体重を測定して活用することにより、座高のデータは省略できるとも言われています。

ぎょう虫検査とは

ぎょう虫検査とは、子どもの便からぎょう虫などの寄生虫の有無を調べることです。
ぎょう虫検査は、1958年から小学3年生以下に義務付けられていましたが、2014年に廃止されました。
ぎょう虫検査は、衛生環境が改善されたため、子どものぎょう虫など寄生虫感染率が激減したため、廃止されました。

ぎょう虫検査の歴史と廃止の理由

ぎょう虫検査は、1958年から開始され、小学3年生以下は必ず検査するように義務付けられていました。
ぎょう虫検査は、子どもの健康状態を見るために行われていましたが、衛生環境が改善されたため、子どものぎょう虫など寄生虫感染率が激減しました。
最終的には、ぎょう虫検査で寄生虫が見つかることは1%もなくなっていました。
そのため、ぎょう虫検査は2014年の検査を最後に廃止されることになりました。

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