クレヨン、クレパス、クーピーの違い

クレヨン、クレパス、クーピーの違い

クレヨン、クレパス、クーピーは、いずれも色鉛筆の一種ですが、それぞれ異なる特徴や用途を持っています。

クレヨン

クレヨンは、一般的に子供向けの色鉛筆として知られています。
クレヨンという言葉自体がフランス語で鉛筆を意味する(crayon)から来ています。

芯の素材

クレヨンの芯は、主に蝋や顔料を混ぜた柔らかい材料で作られています。そのため、描いた線や色が比較的に濃くなります。

描き味

クレヨンは滑らかで柔らかい描き味を持ち、手で持ちやすい太い形状をしています。

色の特徴

クレヨンは明るく鮮やかな色合いが特徴で、しばしば子供向けの絵画や色塗りに使用されます。

クレパス

クレパスは、オイルパステルとも呼ばれる色鉛筆の一種であり、主に美術活動や絵画に使用されます。

芯の素材

クレパスの芯は、蝋や顔料に油を混ぜた柔らかい材料で作られています。
クレヨンの材料にさらに油を加えたような感じです。
この特性により、描いた線や色が滑らかで鮮やかに表現されます。

描き味

クレパスはクリーミーで滑らかな描き味を持ち、芯が柔らかいために混色やぼかしの効果を得やすいです。

色の特徴

クレパスは豊かな色合いを持ち、色彩の表現力に優れています。また、クレパスの層を重ねることで、より濃い色や立体感を表現することができます。

クーピー

クーピーは、サクラクレパス株式会社が販売している色鉛筆のブランド名です。
特徴としては色鉛筆とクレヨンの中間のような存在です。

クーピーの原料

クーピーは顔料と合成樹脂系素材を混ぜ合わせて作られています。

特徴

色鉛筆の木の部分を無くして芯だけで鉛筆の太さに形成してあります。また、芯が剥き出しにもかかわらず手で触っても汚れません。
最大の特徴はクレヨンやクレパスと違い、消しゴムで消すことができる点です。

以上が、クレヨン、クレパス、クーピーの主な違いです。それぞれの用途や好みに合わせて選ぶことができます。クレヨンは子供の絵画や色塗りに適しています。クレパスは美術活動や絵画に使用され、豊かな色彩表現が可能です。クーピーはプロフェッショナルやアーティストによって好まれ、高品質な色の表現やブレンディングが求められる場面で使用されます。