『100日後に死ぬワニ』まとめ(2020年3月20日、無事死亡)

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『100日後に死ぬワニ』まとめ

Twitter(ツイッター)だと第1話が埋もれて見つけるのに苦労する。
『100日後に死ぬワニ』以外のツイートも混在しているので読みにくい。

というわけで、1話から順に『100日後に死ぬワニ』の投稿だけをまとめています。

100話目、ワニの死亡予定日は2020年3月20日。
(2019年12月12日からスタートした企画は、1日も休むことなく、2020年3月20日に無事最終回を迎えました)

百日後に死ぬワニの本家、きくちゆうき先生のTwitterアカウントはこちら。

『100日後に死ぬワニ』とは?

『100日後に死ぬワニ』とは、「きくちゆうき」さんの描く4コマ漫画。
Twitterで毎日更新中。

擬人化したワニを主人公に人生の何気ない日常を描く。
1話ごとに1日ずつ経過していき、100話で主人公のワニが死ぬらしい。
毎話、4コマ目の下には「死ぬまであと○○日」と書かれている。

各話には特にオチらしいオチもなく、4コマ漫画単体で考えると正直そこまでおもしろい作品とは感じない。
しかし、数話を通しで読んでみるとおもしろい。

4コマ漫画というよりは、400コマ漫画という感じ。
だけど少しずつ死に近づいていくという作品のテーマに沿うと、4コマ漫画を100回に分けて連載するのは重要。

ライブ感は大事。
終わってから作品の存在に気づいて100話分を一気読みするのと、リアルタイムで毎日1話ずつを追いかけるのでは、感じ方が違ってくる。

最後にワニはどうなってしまうのか?

『100日後に死ぬワニ』1日目~10日目

考察・感想

ワニはどうやら自分が100日後に死ぬことを知らないみたいですね。

2日目
オペレーター「1年待ちとなりますがよろしいですか?」
ワニ「はい。楽しみだなー」

5日目
ねずみ「人はそんな簡単に死なねーよ」
ワニ「ははっ!!ですね」

『100日後に死ぬワニ』11日目~20日目

考察・感想

11日目
M-1的な番組を見て
テレビ「また次回お会いしましょう」
ワニ「風呂入ろっと」

年1回の賞レース、「和牛、来年はもう出ないのかな?」みたいな話をしても来年はもうこの世にいない人もいるんでしょうね。
闘病中の人とか実際にどんな気持ちなんだろうか。

16日目
映画館の観客「2もやるってよ」
ワニ「え!!マジ?2見たい」

ワニは続編を見られないのか……

だいたいパターンが見えてきた。

  • 日常のほのぼの
  • 次の○○が楽しみ
    (ワニには次は来ない……、ワニはそのことを知らない)
  • ワニ女先輩への恋心
    (ほんのりアプローチするけど、勇気が出ず告白を先延ばし)

切ない。

『100日後に死ぬワニ』21日目~30日目

考察・感想

24日目
ネズミ「したい事とかないの?」
ワニ「どうでしょう」

普段は自分が何をしたいのかなんて考えないですよね。
死期を知っていたらまた答えは違うんでしょうけど。

28日目
テレビゲームをしながら
ワニ「死ねぇーい!!」

日常ではあまり「死ね」とはいわないけど、漫画やゲームの中では割と軽く使われる言葉ですね。
必殺技なんて「必ず殺す技」ですからね。

29日目
レンタルビデオ屋で
ワニ「3時間半もあんだコレ」
自宅でビデオを見終わって
ワニ「あっという間だった…」

30日目
カップラーメンの3分を待ちながら
ワニ「まだかな~」

3分を長く感じたり、3時間半を短く感じたり、体感時間って物事によって違ってきますね。
死ぬまでの100日は短く感じるのかなぁ。

『100日後に死ぬワニ』31日目~40日目

考察・感想

34日目
ワニ女先輩「困ってるの」
ワニ女先輩「いつも誘ってくるのあの子…」
ワニ女先輩「大変よ…」

うっかりワニ女先輩の話を盗み聞きしてしまうワニ。
クリスマスイブに声をかけて「用事がある」と言われた時点で彼氏持ちだと思うんだけど。
早く諦めて次に行くんだワニ。

36日目
信号待ちしているときに赤ちゃんにイナイイナイバーみたいなのをして笑わせるワニ。
これ8日目も同じネタやってたぞ。
と思ったけど、よく見たら
「赤ちゃんをあやすワニを見かけたワニ女先輩」
という話だった。
画力の問題で、1~2コマ目の人物がワニ女先輩だと気づかなかった。
ちゃんと見るとまつげが書いてあるね。

39日目
ちょっと意味が分からなかった。
駅員さん?守衛さん?にトイレの場所を聞くと、教えてくれはしたけど、ずっと下を見ていてワニに目すら合わせてこない。
「この人疲れてるな。大丈夫かな?」みたいな意味だろうか?
それとも、駅員さんはずっと手元を見ているように見えるから、腕時計を眺めている?
「仕事だりー。早く定時になんねーかな」みたいな態度を取られてワニが怒ってる?

40日目
ワニ、バイト辞めたってよ。

『100日後に死ぬワニ』41日目~50日目

考察・感想

バイトを辞めたワニ。
だらだらと過ごす。

45日目
ワニ「ヒュンって感じした」
ワニ「落ちるのコエー」
ビルから飛び降りるワニ。
夢落ち?かと思ったらよくみると手にゴーグルっぽいの持ってる。
たぶんVRでビルからの落下を体験みたいなやつですね。

46日目
バスもしくは電車の中で赤ちゃんを見かけてほっこりするワニ。
赤ちゃんでほっこりっていうネタは3回目かな?
赤ん坊は泣いてても可愛いよね?
たまに「赤ん坊の泣き声うぜぇ。飛行機に乗るんじゃねぇ」みたいな意見を聞くから、そういう人は多いのかなと思ってたけど、泣く赤子を見て「かわいい」と感じる人もちゃんといて安心。

50日目
折り返し地点。
友達(もぐら?)のお店で新しいバイトを始める。

『100日後に死ぬワニ』51日目~60日目

考察・感想

日常回が続く。
しばらく事件はなさそう。

55日目
モグラがバイトを辞めて就職する宣言。
そして告白する宣言。

56日目
モグラの恋は実ったらしい。

59日目
就職が決まりバイトを辞めるモグラ。
モグラ「彼女もできたし。給料も上がるし。」
ワニは温厚なので「リア充爆発しろ」とは言わない。

『100日後に死ぬワニ』61日目~70日目

考察・感想

61日目
イヌ女先輩「したいこととかあんの?」
ワニ「う~ん…、ない…ですねぇ~」
イヌ女先輩「なんにでもなれるとしたら?」
ワニ「プロゲーマーかなー」
将来をかたるワニ。悲しい……

62日目
呼びかけても答えないワニ。
闇落ちしかけ?

64日目
モグラ「好きなら告った方が良かったよな」
ワニ「」
「ワニ」が「ワニ女先輩」に告白する流れか?
今後の展開に期待。

65日目
イヌ女先輩「『行かずに公開』『行って公開』どっちがいいの?」
「ワニ」が「ワニ女先輩」に告白する流れ加速。

『100日後に死ぬワニ』71日目~80日目

考察・感想

また死を意識させる話が増えてきました。
そしてワニの恋の行方も動き出します。
終末に向けて、いろいろと話をたたむ展開が加速してきました。

71日目
ワニ、プロゲーマー目指すってよ。

72日目
通りすがりの人「死ねや」
(信号無視した車に轢かれそうになって)

75日目
犬女先輩「早く。どうせ送んでしょ?」
ワニ「いまは仕事中だろうし」
犬女先輩「理由付けて逃げてるだけじゃない?」
(ワニ女先輩に)メールを送るかどうか迷っているワニ、犬女先輩に勝手に送信ボタンを押される。

76日目
(ワニ女先輩から)メールが来た。

『100日後に死ぬワニ』81日目~90日目

考察・感想

ワニ女先輩を避けて逃げるようにバイトを止めたのが40日目。
約1か月の空白期間を経て再びメッセンジャーで連絡を取り始める。
順調にコミュニケーションが取れていて、幸せなムードが漂う。

持ち上げてから落とすのはお話作りの基本。
あと1ヶ月足らずで希望から絶望へ変わると思うと切ない……

84日目
モグラ「ハッピーボーイかよ!!」
どうやら正式に「ワニ」と「ワニ女先輩」が付き合い始めたっぽい。

『100日後に死ぬワニ』91日目~100日目

考察・感想

ワニの死まで残り10日を切りました。
まだ、ワニが病魔に侵されるとか、そういう死を予感させるような描写はないです。
ということは突然の事故死が待っているんだろうか?

92日目
友人のモグラに雲布団をもらったワニ。
2日目にテレビ通販で買おうとしたら1年待ちだったやつだ。
伏線回収とかが始まって、いよいよ終わりが近づいてきているのを実感。

94日目
テレビ「桜が開花しました。観測史上最も早い開花です」
この日は実際に東京の靖国神社で桜が咲いて、観測史上最早の開花とニュースをやっていました。
100話まで書き終わって予約ツイートしているんだと思ってたけど、もしや作者はリアルタイムで漫画書いているのか?

96日目
ワニ「明日やってみて決めたら?」
ねずみ「明日ありがとうございます」
モグラ「明日早上がりなんす」
みんなで休みを合わせてどこかに遊びに行くみたい。
最後のビッグイベントキタ――(゚∀゚)――!!
これは、旅行中の事故死フラグですかね……

97日目
みんなで旅行でも行くのかと思ったら、家に集まってのゲーム会でした。

100日目(最終回)
ワニ死亡。
まさかの最終日だけ4コマじゃないという…
ヒヨコを助けてワニが交通事故に遭ったということなのかな?
描写がいまいち分かりにくい。

100日目の9コマ目(画像3枚目の1コマ目)
グレーの地面に白線が引かれていて中央にヒヨコが。
駐車場だと思ってたけど、道路だったらしい。
端の方に見切れている物体が信号機らしい。
核心部を描かないことで想像を書きたてる手法にしたかったんだと思う。
しかし、そもそも何の絵か分からないので、
「ワニの最後の瞬間を読者に想像させる」みたいな効果ではなく
「これ何の絵?」という違う所うピントがいってしまう残念な結果に。

100日目の10コマ目(画像3枚目の2コマ目)
ワニが見切れている。
中央にはヒヨコ。
ワニがヒヨコを捕まえようとしているシーンだと思った。
実は轢かれそうなヒヨコをワニが投げ飛ばして助けたシーンだったらしい。
後から他の人に聞いて気づいた。
3日目にワニが交通事故に遭いそうなヒヨコを助ける描写がある。
これが伏線だったらしい。

自分が初見で解釈したのはこういうストーリー。
花見に遅刻してくるワニ。
迎えに行くねずみ。
駐車場でヒヨコを捕まえて遊ぶワニ。
駐車場に放置されたスマホ。
(心臓発作でも起こして死んだ?)
桜吹雪。

意味が分かりませんでした。

他の人の
「8コマ目の『プップー』がクラクションで事故の暗喩」
「9コマ目に赤信号が見切れている」
という考察を聞いて、ようやく
「ワニは、事故に遭いそうなヒヨコを助けて死亡したらしい」(3日目のオマージュ)
というのを理解。

分かりにく過ぎるよ。

『100に後に死ぬワニ』には名前がない?

そういえば、この漫画の登場人物は

  • ワニ(主人公)
  • ねずみ(主人公の友達)
  • ワニ女先輩(ワニのバイト先の先輩)

などがよく登場しますが、名前を呼びかけるシーンなどが一切登場しないですね。

「先輩」とか、「あの子」とかそういう呼び方ばかり。
たぶん意図的にやっているのかな。

あえて名前を出さないことで、読者がワニに自分を投影しやすくしているのかな。
死は誰にでも起こり得ること、『100に後に死ぬワニ』は自分が死ぬことを知らない。
『100に後に死ぬワニ』はあなたかもしれない、そういうメッセージを感じるような感じないような。

もしかして作者は大病を患っていて、実際に余命宣告されていたりするんだろうか。

テレビのインタビューに顔出しで答えてらっしゃったけど、見た目は健康そうでした。

「死を意識することで見える景色が違ってくる」
みたいなことをおっしゃってました。

ワニ、二次創作も

「1年後に合格うかるワニ」
「合格るまで379日」

京都大学の入試会場にあるネタ系立て看板の1種です。

これ以外にも、「希望が絶望に変わる瞬間の相転移による感情エネルギー」を回収するために「キュゥべえ」が待ち構えていたり、毎年、京大入試会場は賑やかです。

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『100日後に死ぬワニ』きくちゆうき

最新話まで追いついたら、あとは本家で読みましょう。
毎日1話更新中。

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